マフラーのテールエンドパイプとは？

エンジンから排ガスを排出する際、マフラーという機能を通して排出することで排ガスを清浄化しています。

このマフラーの出口の部分に様々な意匠性を設けることで、自動車のリア側をカッコよく魅せる効果があります。

様々なテールエンド

各メーカー様々な意匠性を設けています。

先端カールパイプタイプ

比較的ポピュラーなパイプの先端をカールさせて、視覚的にボリューム感を出すパイプです。

このタイプは真円のものや楕円のもの等バリュエーションも多く、弊社では毎月20万個をこえる生産を行っています。

パイプを組み合わせた複合タイプ

高級車や大型車で、テールエンドパイプの存在感をもっとアピールしたいときは、前述のカールだけだと物足りなく感じます。その場合、パイプといくつかの部品を組み合わせて、カール部分の幅を大きく魅せることも可能です。
弊社も様々なパターンでこのようなパイプを生産しており、ただのパイプ加工だけでなく、絞り加工などのプレス技術・溶接技術・表面処理技術が組み合わさった難易度の高い製品となっております。

バンパー埋め込み型

3つ目にご紹介するのは、バンパー埋め込み型のタイプです。超高級車向けに使用されることが多く、高級ステンレスを使用し、非常に難加工なプレス成型技術と繊細な組み立て技術が求められます。
また、特に厳しい外観基準が設けられているため、ベテランの検査工が1つ1つ丁寧に外観チェックを行っております。
弊社の中でも最高難易度の部品ではありますが、レクサス向けの製品を90％以上加工しており、確かな実績に基づいた加工がされております。

隠すタイプ

最近ではハイブリット車等ではあえてマフラーを隠すことで、クリーンなイメージをつくっています。こういった場合は弊社の巻き曲げパイプを使用し、バンパーにテールエンドパイプが干渉しないように処理しています。
弊社の巻き曲げパイプは、シート材から曲げを含めて巻いていくため、ベンダー曲げと異なり、材料ロスが非常に少ない工法となっております。

いかがでしたでしょうか？
今回は自動車のリア側のデザイン性で非常に重要なテールエンドパイプについてご紹介しました。

一口にテールエンドパイプといっても非常に多岐にわたる種類があり、この中にはパイプ加工技術、プレス成型技術、MIG・スポット溶接技術、表面磨き技術等、弊社のノウハウが詰め込まれた製品でもあります。

弊社では、これらの技術を生かして、確かな実績に基づいた加工が対応可能です。是非、難しいプレス・組立品でお困りの際はお問い合わせをお待ちしております。